【初めて の思い出】
親父からオモチャを買ってもらったことは
三回だけ。
教育方針か、金が無かったか、自分の幼少期と同じにしたかったかわからない。
その三回のうち初めて買ってくれたのは
このポルシェのプラモデル。
モーターが付いていて、単三電池で走る、単純な車。
しかしプラモデルだから、幼稚園の僕が組み立てられるわけが無い。
無論、親父が組み立て、デカールという、水で浮かせて貼るシールで、この外装の模様を貼って行く。
ピンセットを使い細かいところも丁寧に。
うる覚えだが、おそらく4時間くらい完成にかかったと思う。
落ち着きのない子供だった僕だったが、
このポルシェが完成して行く4時間をずっとおとなしく父の横で見ていた。
今思い返せば、父がその時かけていたJAZZは、ハービーマン。
"Comin' Home Baby"
http://youtu.be/RJEjFh2FOzA
そのポルシェは、紺色 水色 赤のストライプがデザインされた
絶妙なカバーリング。
子供の眼に心に強烈に焼き付いてしまった。
スーパーカー=→ポルシェ=→マルティニストライプ
耳に焼き付いたハービーマンのJAZZと共に。
オモチャを買ってくれた事は少ないが
遊びを、教えてくれたり一緒にした。
釣りにゴルフにスキー。
忙しい毎日をこの7年くらい過ごしている。
このまま人生で美味しい歳、30〜40代が、あっという間に過ぎ去ってしまう!と、最近危機感を感じ、
人生でしたい趣味は何か?無心に夢中になれる自分の趣味は何か?!
と自問自答した。
でた答えは、
音楽を聴く、クルマ、ゴルフ、釣り。
ちきしょーめ、全部オヤジの影響かよ!!
そしてありがとう!酒を飲まない僕は、
この四つの趣味で、ストレス発散、無心になれる。
今年で40歳、人生折り返し。
父からもらった趣味と感覚で
人生を楽しもうと思った。
ありがとうございます。